あしあと▼ ＞ 「願 ～ きっと、また」特設
目 次
ご挨拶
寒くなり、再び、新型コロナウィルスの感染者が爆発的に増えてきています。
居住の兵庫県も、昨日は、過去最多を記録し、これからどうなるのだろうと、不安で気持ちが落ち着きません。
皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか・・・
秋の個展「願～きっと、また」は、おかげさまで、無事に終わることができました。
ありがとうございました。
今年の春頃には、秋に個展が開催できるのだろうか・・・？と、先の見えない状況でしたので、創作になかなか、向かえませんでした。予てより、タイトルやテーマを決めて、一気に創作に取りかかるのですが、テーマすら、思い浮かばず、真夏ぐらいまで悶々とした日々が続いていました。長い間悩んだ挙げ句、今はこれしかないと気持ちに素直に・・・「願～きっと、また」に決めました。
こんな時期ですから、ご来場者も少なく、ひっそりとした個展になるだろうと覚悟をしていましたが、嬉しい哉、逆に沢山の方々にお越しいただきました。会期中を通して穏やかなお天気に恵まれ、また比較的、感染者の数も落ち着いていましたことが、影響したのかもしれません。
大きいスケールのテーマ「願」でしたが、今回は、気持ちがどうしても豪快になれず、大きい作品が創れませんでした。
結果的に、今の気持ちをありのままに揮毫した、小さめの作品が多かったように思います。早く開放的な気持ちになって、弾むような作品が書けることを願っているところです。
最後になりましたが
地元での個展ということで、近隣の方々をお誘いくださったり、沢山のＤＭを配布してくださった方々に心より感謝申し上げます。
これから、寒さに向かいます。しばらくは、大変な時期が続くと思いますが、免疫力を低下させないよう、必ず無事で、またお会いしましょう。
酒匂 溪香
2020年秋の個展「願～きっと、また」、晴天の12日・・・
地元 ギャラリーアライさんでの個展初日です。早い時間より顔なじみの方、また初めて来られる方と沢山の皆様にご来場いただきました。
コロナ感染もまた増えつつありますが、17日までの会期中、換気やマスクの着用など対策を徹底してゆきたいと思います。お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください。
11月の個展「願～きっと、また」に、ご来場いただいたお客様に「アマビコ様」のカードをお渡しするつもりでいます。
今日は、香川県三豊市の石鎚神宮さんで、そのカードに無病息災の願いを込めて、ご祈祷していただきました。
ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、皆さま、お元気でしょうか・・・
今年は、世界中が思いも寄らない疫病に襲われ、あたりまえだった日常が奪われてしまいました。
不安と恐怖の日々・・・
そんなコロナ禍のステイホーム中、「海彦(アマビコ)」に出会いました。
アマビコは、三本足の猿のような風貌の予言獣です。今年、アマビエが話題になりましたが、実は、アマビエが登場した当時の3年ほど前に、アマビコが登場していました。
越後の海中から出現し「当辰年(天保15年)に日本人の七割が死ぬ。しかし私の姿を描いた絵図を見たものは死を逃れることができる」と言った・・・
と、越前国主記にあります。
当時の疫病は天然痘ですが、妖怪にまで託して疫病退散を願う人の心はいつの世も変わりません。
「・・・病が流行したら早々に私の姿を写し、人々に見せなさい」と言ったとされる容貌可愛いアマビエよりも「私の姿を描いた絵図を見たものは死を逃れることができる」と言ったアマビコの方に心ひかれて、ご案内の作品にしました。
早く心穏やかな日々が戻って来ますよう
願いながら・・・
開催期間 2020年11月12日（木）～11月17日（火）
開場時間 午前11時～午後6時（最終日 午後4時）
会 場 ギャラリー アライ
兵庫県西宮市甲子園六番町14-20
電話 0798-42-2263
